| 露出とは構図、ピントと共に写真の三大要素の一つ レンズを通して、フィルム面に適正な光を与えることを「露出」といいます。 具体的には「フィルム感度」に合った必要な光を「絞り」と「シャッター速度」を使ってフィルムに与えることです。この「フィルム感度」「絞り」「シャッター速度」を露出の3要素といいます。 露出には標準露出と適正露出の2つがあります。 標準露出は露出計によって求められ、人間の目で見たような写真となりますが、適正露出とは、カメラマンが自分の作画意図を反映させて決定する露出を意味します。 ![]() | |
| 単体露出計の必要性 単体露出計は測定方式の違いにより反射光式と入射光式の2つに分けられます。 反射光式露出計は、被写体から反射した光を測定する方式で、カメラに内蔵されている露出計と同じです。カメラや露出計という器械は被写体が白だとか黒だとか分からないため、測定した部分がグレ−(中庸濃度)になる露出値を示します。 そのため、被写体の反射率(明るさ、色等)によって影響されてしまうのです。その露出値がフィルムやCCD等の有効露光域に入っているかどうか、輝度差を確認できるという便利な面もありますが、カメラマン自身が露出補正を行う必要もあります。 入射光式露出計は、被写体に当たる光を測定して露出を決めるので被写体の反射率や背景の明るさに影響されない、標準露出が得られます。ただし、基本的には近づくことのできる被写体にのみ有効です。風景などの場合は反射光式を使う、など被写体や撮影の目的に合わせて測定方式を選ぶ必要があります。 |
| 反射光式(輝度を測る) | ||
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特 徴 |
受光角に入る光の量の平均を全て18%グレ−とみなして露出値を決定します。そのため白いものも黒いものもグレ−に再現されます。 |
| 長 所 |
被写体に近づけない遠景、風景、朝、夕景、 透過光ネオンサインのような発光体に最適です。 | |
| 短 所 |
反射率によって補正が必要となります。 | |
| 入射光式(照度を測る) | ||
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特 徴 |
18%グレ−の反射率を持つ標準被写体が適正な状態で写るように露出を決定します。 |
| 長 所 |
白いものは白く、黒いものは黒く再現するように露出を決めます。反射率18%の人物撮影や商品撮影に適しています。 | |
| 短 所 |
その都度、被写体位置まで行かなければなりません。透過光や発光体の測定ができません。 | |
| カメラ内蔵露出計と単体露出計の違い 現在、露出計は大判カメラ以外、殆どのカメラに内蔵されています。 各カメラメ−カ−が工夫を凝らし、様々な測定方式(多分割、評価、マルチパターン、ハニカムパターン等)があり、おおよその被写体に対して標準露出が得られると言われるほど、精度が高くなっています。 しかし、逆光や特殊条件下など、カメラの想定外の場合や、カメラ(メ−カ−毎、機種毎)によって、思い通りの露出になっていない場合がありませんか? 単体露出計は、1台あればそれが基準となり、フィルムでもデジタルでも、35mmでも中判カメラでも、どのカメラにも使うことが出来るのです。 カメラの内蔵露出計の中にも、スポット測光という方式がありますが、単体露出計のように1ºなどの狭い範囲を図るには何百mmというレンズをつけなければならない場合があります。そのようなカメラを振り回しながら露出を測るよりも、カメラは三脚に固定して構図を決め、単体露出計で露出を決定すると便利です。 | ||||||||||
下記のように入射光式の露出計は、バックの色(反射率)の影響を受けずに安定した露出値を求められます。露出補正がほとんど必要なく、指示どおりでの撮影が可能となります。
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| デジタルにも単体露出計が必要 絞りとシャッター速度の組み合わせによって“光”をフィルムまたはセンサーに当てることには、銀塩でもデジタルでも変わりはありません。むしろ、デジタルカメラのラチチュード(再現領域)はよりシビアと言われ、ソフトで修正できるといっても、一度失ったデジタル情報は修正しきれません。 また、ヒストグラムは、画角の中の被写体の輝度差を分布として表現してくれる便利なツールではありますが、ヒストグラムを見ただけでは適正露出として絞りとシャッタースピードが分かるわけではありません。 | |
| 修正すれば画像は劣化する。 写真画像をプロ並みのクオリティーで表現するには、撮影段階で最高のテクニックとツールによって、できるだけいい状態の画像を得ることが必要です。露出の決定に関しても「後処理ができるから」といってイージーになりがちですが、悪い露出を修正するには限界があります。修正できたと思っていても拡大してよく見ると、画質に影響していたりします。 | |
| 例えば、図1をご覧下さい。この場合、露出はカメラ内臓の露出計を使って撮影されたものです。白い背景から反射した光と被写体からの反射光を平均化して露出アンダーな画像になっています。図2はこの露出アンダーの画像をパソコンで“修正”したものです。図3は単体露出計を使って被写体に対する入射光を測定しているので、適正露出が得られたものです。結果、図4はパソコンで修正する必要はありません。 見た目には図2と4、同じように見えるかも知れませんが、図5のように隣同士に並べて見ると、“修正”した画像のほうがかなり画質が低下していることが分かります。パソコンのソフトを使って画像を“明るく”修正することは、限られた情報を“引き伸ばす”ことで、なくなった情報を埋めたり、“真似たり”することはできません。修正した画像はヒストグラムが表示しているように階調幅において隙間が生じています。もちろん、カメラの種類や保存した画像の形式によっては良い結果を生むかもしれませんが、パソコンで修正にかかる時間は、撮影時に適正露出で撮影するための時間や回数よりも長くなることは間違いありません。 | ||||||||||||||||||||
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デジタルマスター L-758Dを使った作例
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フラッシュマスター L-358を使った作例
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フラッシュメイト L-308Sを使った作例
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スタジオデラックス III L-398Aを使った作例
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ツインメイト L-208を使った作例
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