What's OMR

OMRは、マークカードに鉛筆(オプションでボールペンにも対応)で記入されたマークを光学的に読み取り、パソコンへ瞬時にデータ転送する装置です。読み取りデータは、短時間で正確に目的用途に応じた分類加工ができますので、試験の採点集計はもちろん、アンケート調査や勤怠管理、各種商品の受発注業務等に幅広く活用されています。





教育、資格検定、企業、医療など さまざまな分野で活躍しています。
教育分野
模擬試験や入試試験など採点処理にご利用いただいています。
間違いやすい問題を徹底的に強化し、学生の「合格力」を高めます。
授業評価アンケートは生徒個々の理解度を分析し、より良い授業づくりに反映出来ます。

入試試験  定期考査  進路指導  履修登録  授業評価  学校評価
自己評価  願書受付  模擬試験  出欠管理  点数入力  成績処理
スポーツテスト  選択給食(アレルギー対策)
資格検定
国家試験では、数万人単位の採点処理も厳正で公平に遂行出来ます。
設問が多く、科目数が多岐に渡る場合も採点業務の負担を大幅に軽減します。
専門学校では、模擬試験を繰り返す事で、学力向上・合格率や就職率アップに貢献します。

国家資格試験(薬剤師・看護士・歯科技士・理容師美容師・柔道整復師など)
運転免許取得模擬試験(普通自動車・重機など)
国家公務員採用試験 検定試験(語学・技能検定)  簿記試験
企業
勤怠管理や受注業務などをマークシート化し、多くの入力業務で活用いただけます。
商品・書籍に添付するご愛用者カードや、店舗備え付けのお客様アンケート、
工場での商品管理、新人研修や昇格試験などでも利用されております。

勤怠管理  昇格試験  受注業務  社員研修  人事考課  適性検査
語学研修  出荷予約  性能評価  工程管理  顧客満足度調査アンケート
医療分野
患者から採取した検体を速やかに調べるための臨床検査依頼票や、
健康診断の問診票入力に利用されております。
性格診断・分析や健康管理、要介護度や障害者程度区分認定調査などに
利用されています。

臨床検査依頼票  障害者程度区分認定  要介護認定  院内アンケート
問診票  性格診断  選択給食  メタボリック検診

特定用途向け製品について

OMRとスキャナの違い

正確な読み取りならOMR専用機で! (OMR vs スキャナ)

最近、マークシートをスキャナ等で読み取り解読しても、OMR機と同じ精度が発揮できる等の宣伝文句が乱用されておりますが、マークシートはOMR専用機で読み取りを行わないと、99.99%以上(当社検証)での本来の読み取り精度は安定的に達成出来ません。

※読み取り検証結果参考事例 http://www.kyoikusw.co.jp/scan_test/

スキャナは本来画像を取り込むための装置であり、精度を維持してマークを読み取ること自体に無理があります。お客様の処理が失敗されない様、大切な採点やアンケートのマークデータ取り込みには、OMR専用機を自信を持ってお勧めします。


OMR専用機の精度違い
SEKONICのOMRは、高精度センサを装備!
SEKONICのOMRは、高精度センサを装備! 実際に記入されたマークシートを回収すると、汚れ、消し残し、迷い書きの痕などが見受けられます。OMR専用機のマーク判定はマーク専用に開発した読み取りセンサでマーク濃度を16段階で識別します。予め設定した感度に従って読み取りを行うため正確なデータが出力されます。ソフトOMRでは大変な作業者の確認修正作業時間と手間を大幅に低減します。


用紙を正確に搬送します! OMR専用機は搬送ローラや駆動伝達系に用紙搬送のムラが起きにくい設計を施しています。また、マークシートはOCR用紙、OCR再生紙(古紙含有率50%以下)または上質紙の用紙連量72kg紙~135kg紙に限定しています。
ハンドリング時間が少なく済みます!
最大500枚のホッパ容量
OMR専用機はマークシートを一度に最大500枚※1載せられます。
※1:SR-3500,SR-6000,SR-6500
小さなスキャナではホッパ容量が少ないため、 マークシートをセットする回数が多くなります。
紙詰まりの抑制
マークシート専用 裁き機構
給紙の際、2枚~3枚のマークシートを続けて吸い込んでしまう(ダブルフィード:DF)が起きると、読み取りが中断してしまいます。当社のOMR製品は、裁き機構もマークシート専用に設計しております。
搬送状態もチェック マークシートを読み込み中に万が一、重送(ダブルフィード:DF)や斜め送り(スキュー)が発生してもセンサが働き警告・停止します。
マークシートの種類も監視 読み取り中も常にタイミングマーク数(シート印刷と設定によりIDマークなど)を監視しています。
異なる種類のマークシートが混入した場合や、裏返しの場合など、エラーとして警告します。 エラーが発生した場合
エラーがあったシートは設定により排紙皿の一番上に載った状態で停止または継続読み取りします。確認後、再度ホッパに載せて読み取りしてください。
SR-6500の場合はリジェクトスタッカに排紙します。
上段:エラーが起きたシート
下段:正常読み取りしたシート
スキャナで想定される搬送ムラのイメージ

ソフトOMR(スキャナ画像からマーク認識する方式)では、読み取り画像によりマーク認識精度が左右されます。 FAXで下記のように乱れた画像が出力された事がありませんか?
これは紙詰まりや搬送がスムーズに行かない為に画像が伸縮したり、やや曲がりながら搬送した事が原因です。コピー用紙では紙厚が薄いため、搬送ムラが発生しやすいのです。スキャナを利用したソフトOMRでも同様の事が起こる可能性が高いといえます。

崩れた画像から精度の高いマーク認識は非常に困難です。
また黒色で設問や罫線、マーク欄を印刷する方式も市販されていますが、更に読み取り精度が厳しくなります。ドロップアウトに関する説明はQ&Aをご覧ください。


説明 FAXやスキャナの悪い例 マーク画像
元の画像
搬送ムラによる画像の
変形(伸びた状態)
搬送ムラによる画像
の変形(縮んだ状態)
画像が斜めになった状態