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インライン型振動式密度計 FDM50A-ST カタログ


FDM50A-ST

概要

● FDM50A-STは、プロセスインライン用途のねじれ振動式密度計です。 フランジでタンク、配管に取付けて連続的にかつリアルタイムで密度・温度が測定出来ます。
● 駆動部に圧電セラミックを使用しているためメインテナンスフリーの密度計です。
● 密度センサ部(プローブ)は完全な密閉構造です。
● 攪拌されているタンク内や液体の流れている配管に取付け、液体の流動している状態で  密度測定が可能です。

特長

FDM50A-STは回転振動方式を採用した密度計で、プローブの先端が密度検出部となっているため、スラリーなどの微粒子が含まれる 液体の測定が可能です。
また、沈降性が激しい粒子を含む液体でも、十分な攪拌をすれば、分散状態の密度を測ることが出来ます。 バイパス管を使用したり、液体を機器内部に取り込む構造では無いため洗浄が容易です。
機器の取り付け部はフランジを採用して いますので、配管やタンクの任意の場所に取り付けることが出来ます。
コントローラには、液体の密度と温度がリアルタイムに表示されます。それらのデータはアナログ、デジタルデータとして利用すること が出来ます。

用途

● 二次電池の正極、負極材スラリーのインライン計測
● アンモニヤ水の反応中のインライン計測
● 醸造タンク中のアルコール濃度変化の計測

測定原理

測定原理

● FDM振動式密度計は、プローブ部(検出部)と、コントローラ部から構成されています。
● プローブの内部に約1kHzの共振周波数をもつ振動子が組み込まれ、この先端は、密度検出子となっています。
● コントローラは内部にPLL回路を持ち、プローブを常にその共振周波数で振動できるように制御を行っています。
● 検出子が液体に浸されると、液体が検出端の内側に入り込んで、見かけ上慣性マスが体積分(密度分)増えたこととなり、プローブの共振周波数が低い方向へ変化をします。
● 当社の振動式密度計は、この共振周波数の変化を密度の値に変換し、コントローラで密度値を表示します。
● コントローラ内部では、これらの周波数密度変換と液体粘度による補正、及び温度変化に対する補正を行い、密度測定精度±0.001g/cm3(測定精度は粘弾性の影響を受ける場合があります)を実現しています。

FVM-50A プローブ取付例

FVM-50A プローブ取付例
※左図は取り付け例を示すものであり、複数のプローブが必要となるものではありません。

仕様

型式 FDM50A-ST
測定方式 振動式(周波数変位測定)
密度測定範囲 密度 0.500g/cm3~2.500g/cm3(但しFEM-1000Vでの粘度測定値1,000mPa・s以下の範囲)
温度 -10℃~70℃
校正 密度標準液による比較校正
表示 密度 LED4桁表示(小数点以下3桁表示)
温度 LED3桁表示(小数点以下1桁表示)
アナログ出力 密度 4~20mAアナログ出力(下限0.000,上限2.500に対応した出力)
温度 4~20mAアナログ出力(下限-10.0,上限70.0に対応した出力)
デジタル出力 RS-232Cインターフェース D-sub 9PIN 出力
使用環境 動作温湿度 5℃~50℃/RH以下(結露なきこと)
保存温度 -20℃~70℃/80RH(結露なきこと)
電源 AC90~240V 50/60Hz 25VA
外形寸法及び質量 プローブ 取付フランジ、接液部以外の寸法:φ70×H85[mm]
接液部側の寸法 フランジからの最長 54mm 2.2kg
コントローラ 取付フランジ、接液部以外の寸法:W200×D330×H168[mm] 4.7kg
プローブ材質 接液部 SUS316L 耐水圧 0.98MPa
付属品 接続ケーブル(5m) 1本
電源ケーブル(2.5m) 1本
4~20mAケーブル(5m) 2本
取扱説明書  1式